遺跡を見て歩くのってけっこう疲れるんですよ。。。そりゃもちろん古代ローマ時代に想いを馳せて想像力を働かせ、当時の人々の暮らしぶりに驚愕しながらも太古のロマンを感じるという希有な体験ができるわけですが、なんせ道はデコボコで歩きにくいし、カンカン照りでも日陰はないし、喉が渇いても当然自販機なんかありません。だから行くときはできるだけ荷物は軽く、足元はスニーカー、ペットボトルの飲み物も必須となります。それらを無視して出かけると、ふらふらに干からびて己が遺跡の一部になりかねません。もちろん遺跡見学をより一層楽しむためにはあらかじめ予習しておくのも望ましいわけで…。しかしワタシは「約1700年前にヴェスビオ火山が噴火して、街全体が火山灰の下に埋まった古代都市」といった知識とも呼べないほどの情報しか持たないまま、場内でいただいたマップとガイドブックとわずかな根性だけを持って遺跡内に乗り込みました。このポンペイ遺跡へ行くオススメの行き方はナポリ中央駅の地下にある「Napoli Garibardi」駅からヴェスビオ周遊鉄道に乗るべし!と、多くのガイドブックには書いてあります。しかし、この駅にはポンペイを目指すイナゴの大群のごとき観光客たちが待ち構えております。なので時間があるならお隣の始発駅「Porta Nolana」駅(ナポリ中央駅から500mほど)から乗るのが吉であります。ここから乗れば混雑する週末でも確実に座れます。ナポリからポンペイまでは約30〜40分。これから遺跡でめっちゃ歩くのに混雑した電車で立ちっぱなしは心と身体が衰弱します(笑)。しかも次の「Napoli Garibardi」駅からは大勢の乗客が乗りこんできて、その方々が大音響で音楽をかけたりすることもあるので、電車の中が一瞬にして「ここはZUMBAエクスササイズの会場か(゚ロ゚屮)屮」の様相となり、座っていないとなかなかの苦行になります。ほとんどの人は「Pompei Scavi」駅まで降りませんしね。


案の定、始発駅は列車がガラガラです。ここで気をつけないといけないのは行き先が6つくらいあり、これは初めて京王線に乗る人が遭遇する難易度の高さと同等と言えるでしょう。ポンペイ遺跡へ行くためには「Sorrent」行きに乗らなくてはなりません。そして降りる駅はココです!

この駅で降りればポンペイ遺跡の入口は歩いてすぐです。窓口でチケットを購入しマップをいただいて、いよいよ遺跡観光のスタートです。入場するとさっそく坂道があります。





これらは住居の跡。1700年前にはここにお家があって、家族の暮らしが営まれていたのです。そして下の画像はトイレです。

ここは食事の支度をしていたところかな?

ここは居酒屋的なお店だったみたいですね。

外壁はこんな感じ。

とにかく中はとっても広いので1日で全てを制覇するのは困難です。なのでポイントを絞って見ていきます。
こちらの画像はバジリカ。公共の集会に使われた場所とか。

次の写真はティベリウス帝の凱旋門。門の向こうにヴェスビオ火山が見えます。


近寄るとこんな感じです。


こちらはファウヌスの家。古代ローマの神話に出てくる半分ヤギで半分人間という牧神だそうですが奥の中央に見えるのがファウヌスの銅像です。

これは噴水だそうで。復元されているとは言え豪華で美しい装飾です。

このあたりからポンペイ遺跡のハイライトとも言える「秘儀荘」を目指して歩いていきます。暑い、遠い、頑張れ自分!!(笑)


これはドクロの石。

ところどころに今いるエリアが表示されています。でも、な〜んか同じ所をぐるぐる廻っている気がする_| ̄|○


また見えたベスビオ火山。



やっと「秘儀荘」に着きました!








秘儀荘を後にして、ここから先はまったり歩き。そしてポンペイ円形競技場につきました。ここでも剣闘士たちがが闘わされていたんでしょうか。。。


水汲み場の彫刻。

フォロの広場。ここは経済や宗教活動の中心地だった公共広場だとか。そして、私は見つけられなかったけどこの近くに娼館もあるのだそうで、いつの時代も人間がいる限り性産業は存在するのですね。むぅ。。。

アポロ神殿。

まだまだ色々あるんですが、歩き疲れたのでこれくらいにしておきます。帰りはまた「Pompei Scavi」駅からヴェスビオ周遊鉄道に乗ってナポリに戻りました。


帰るときは終点まで行かず、一つ手前の「Napoli Garibardi」駅で降りれば、そのままナポリの中心地から歩き始められます♬この続きはまた次回!Ciao Ciao Ciao♥
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