南イタリアプーリア州ロコロトンド

LOCOROTONDO

ロコロトンドは丸い（ロトンド）場所（ロコ）という、名前からして可愛い、とっても小さな街です。その名の通り街の全景は遠くから見ると丘の上に乗った白い冠のような形に見えます。街の中心にはこの街のシンボル、マードレ教会（かあさん教会…ってか？）があり、それをとり囲む円形の街なのです。

のっけから何故にオジサンたちの後ろ姿の写真なのか…！と、思われたでしょう。。。実はワタクシ、この街の高台にある「Villa Comunale Giuseppe Garibaldi」という公園で、景色を眺めながらひと休みしていたんです。するとこの4人組のシニョーリが仲良く並んで、おしゃべりしながら、さほど広いわけでもないこの公園をグルグルと何周もしとるわけなんですよ。２０分くらいはそこのベンチに座っていたんですけど、その間ずーっと彼らは飽きもせず同じエリアを歩き続けていたんです。あの人達はもしやヒマなのか？それともグルグル円を描いて歩くのがこの街の風習なのか？（んなわけないよね…）ひょっとしたらお家のマンマに「あんたが家でゴロゴロしてると邪魔だから、どっか出かけてきて頂戴！」って、追い出されのかなぁ？とか、勝手な想像がわいてきてなんだか可笑しく愛おしく感じたのです。なのでロコロトンドのことを思い出すと今もこの4人組の姿が浮かんできちゃうんです。。。まるで大人になった「スタンドバイミー」の4人の男の子たちみたいに（笑）

ちなみにこの公園からは三角屋根のトゥルッリやオリーブやブドウ畑が見渡せます。（というか、見えるのはそれだけなのですが…）

この街もまた旧市街に迷路のような白い家が建ち並び、お散歩してるだけでメルヘンチックな気分になれるんです。その中に漂う住民の生活の息吹がまたいいんですよね〜。ホントにどこを切り取っても絵になる大好きな街です♥