南イタリアプーリア州チェリエ・メッサーピカ①

Ceglie Messapica

イタリアプーリア州ブリンディシ県にあるチェリエ・メッサーピカは、先日掲載したオストゥーニにも隣接した、丘陵の上にあるこれまた小さな可愛い白い街です。旧市街への入り口にある門をくぐると、またもや迷路のような細い道が続きます。私はまるっと1日チャーターしたドライバー（マウリッツィオさん、元気かな〜♬）の車で連れて行ってもらったのですが、バーリーからSud-est線という電車でも行けるんですよね。次回は電車の旅にトライしてみたいけど、あちこちの街へ移動するにはバスしかないみたいなので、めっちゃ時間がかかりそうだ…（笑）

この街は小さいながらもレストランが多く美食の街とも言われてまして、なんと日本人のシェフもいたのだそうです。お店の名前は「チーブス（Cibus）」。でも時間がなくて（…というか時間的にどの店も閉まってた＿|￣|○）入れなかったのが悔やまれます。その高桑シェフは現在、東京の駒込で「オステリアセルヴァジーナ」というお店をやっているんです。実はまだ行ったことがないので、近々行ってみたいと思ってます♥

こんなに静かで平和な街ですが、なんと約4,000年も前から存在していたことを物語る出土品があったとか。さらにここには中世15世紀前後の貴族の館を彷彿とさせる建造物も点在しています。でも、この街でワタクシが心惹かれたのは街のあちこちで目にするディテールなんです。モザイクやレリーフといった美術的な価値を感じさせるものだけでなく、玄関口の暖簾や窓にかかったカーテン、風に揺れる洗濯物、お店の看板や石畳の小径。そんなさりげない小さな宝物を見つけながら歩くのもまた楽しい。ただ歩くだけ。時間を忘れてただぶらぶら歩くだけでいいんです♥今回はそんな街のディテールを中心に掲載いたします。