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バンコク寺院巡り

もう3ヵ月が過ぎましたが、実は初めてタイに行ってきました。今まで私の頭の中にあったタイのイメージといえば、1980年代の中頃に流行った「One Night in Bangkok」という歌のPVに出てくる様子とさして変わらず、しかもそれは当時の欧米人がイメージしていたであろうアジア圏全体を合体したような映像だったのですが、なんていうかタイとベトナムとインドネシアがごちゃ混ぜみたいな(笑)。同じアジア人である私でさえも、そのステレオタイプの思い込みにことさら違和感を覚えなかったんです。まぁ、あの歌が流行ったのもう約40年も前だしね。

しかし最近の若者(特に20代女子)が持つタイのイメージはちょっと様子が違うらしいのです。タイのボーイズラブドラマ「2gether」の人気が後押ししたのもあってか、「私、タイしか行ったことなんですけど、何度も行ってま〜す♬」ってな感じで、タイが大好きで何度も行く子が増えているみたいなんですよね。で、そのドラマに出てくる男の子たちときたら、皆お肌つるんつるんのイケメン揃いで、その恋のライバルが男だったり女だったりすることが不自然なことではなく、ごくフツーに描かれているわけです。暮らしぶりや街の様子も、さほど日本と変わらないし。(実は帰国後にハマっちゃて配信で全部見ました♥)

とあるエステティシャンの話しによれば、今やタイは韓国と肩を並べるほどの美容大国でもあるらしく、「塗るだけでシミがとれるクリーム」だとか、「磨き続けているだけで歯が真っ白になる歯磨き粉」だとか夢のようなアイテムが街のドラッグストアやコンビニであたりまえに売ってるんですね。ちなみに私もその歯磨き粉を買ってみたんですが、セメントで歯磨きしているみたいな悶絶の不味さなのでお土産にはおすすめできないっす。。。

バンコク市内にはBTSという電車が頭上に走りめぐらされていて(モノレールみたいだけど、電車なのです)、主要なエリアには大体これで行くことができます。駅でおりるとこれまた、ここは渋谷か?新宿か?と思うほどの大型ショッピングビルが建ち並んでいて、中を見るとブランド店やら、雑貨店やら、飲食店やらがずらり。当然のことながら日本の出店がめちゃくちゃ多い。バンコクは行く前の私の想像をはるかに超える発展を遂げていて、暮らしている人は便利なんだろうなぁと思うけど、旅行者の自分にとっては思っていたほどのエキゾチック感が少なくて、うーむ。。。私が写真に撮りたかったような、猥雑で混沌としている古いタイの景色には今回の旅ではあまりお目にかかれませんでした。もちろんそういう場所がないわけではなく、そのようなエリアはBTSや地下鉄でふらりと行くにはハードルが高く、車をチャーターするかタクシーで周遊するか、オプショナルツアーに参加するしかないのだと実感。なんせねぇ初めてのタイだったもんでちょっと調べが甘かったかも(^0^;)

でも、来たからにはどっぷり楽しまないとね♬

なので今日はタイ観光の王道である寺院巡りの写真を載せてみます。ほとんどがBTSか地下鉄で行けるので、ビギナーズの我々でもスイスイ見て回れました。

まずはワットポー。ここは寝釈迦が有名。すんごい大きくて圧倒されました。これを縮小すると3畳一間の部屋にデカい男性が寝っ転がるとそれで部屋が満杯…みたいなイメージです。寺院の中はどこもノースリーブNGなので羽織ものか長袖が必須。ショールでもNG喰らっている欧米の方がいらっしゃいました。でもそんな人のために有料で羽織り物が借りられます。

この足裏の紋様にありがたい意味があるらしいのですが、手前どもにはわかりません(^0^;)

後ろから見ると頭はこんな感じ。元祖☆α==(・・#)パーンチパーマですね。


続きましてはワット・プラケオ。エメラルド寺院とも呼ばれ、きらびやかな寺院が多いタイのなかでもひときわキンキラキンであります。

この金ぴかの仏塔はプラ・スワナ・チェディ。塔を守っているのは猿神と鬼神の像。真似して立ってみると股関節のトレーニングになりますので、積極的にとりいれたいものです。


右の塔は仏舎利塔。中にはブッダの遺骨があると言われていますが中は見学できません。


とにかく塔があちこちに建っているので、どの塔がなんなのか記憶力がヤバいので、もはやわからず(^0^;)そしてこの点在する寺院、実は王宮の敷地内に建っています。で、そこにある宮殿のひとつがこちら。チャクリー・マハー・プラサート宮殿。タイ様式とビクトリア様式が入り交じった建築で、現在は国賓をお迎えする迎賓館だそうです。

さ、暑いので次行きます。

3大寺院の3ヵ所目はアット・ワルン。カラフルなタイル貼りが美しくて、私はここが一番お気に入り。ここに行くには渡し船でチャオプラヤー川を渡らなければなりません。船着き場には公共の船と私営の船が混在していて、私らはわけもわからず私営の船(はからずも貸し切り)で渡りました。風が気持ちいい〜。乗っていると見えてきましたよアット・ワルンが♬

この緻密なモザイクがすごい!カラフルで存在感充分です。


さてさて、この日はこの3大寺院でミッション終了でしたが、翌日は現地ツアーに参加して
2つの映えスポットへ繰り出しました。バンで2時間くらいかかり、ちょっとばかし遠かったです。。。この道のり車窓から、私が歩き回ってみたかったノスタルジックなタイのエリアが見えたので、次に行く機会があったら絶対このあたりを散策したいと心に決めましたφ(.. )

で、この日訪れたひとつめはワット・パークナムという王室寺院。神秘的なパワースポットです。とにかく天井画のインパクトがすごい。たしかに、ここに座ってるとパワーチャージできるかも。

そして、この日のメイン目的地はここ、願い事をかなえてくれるピンクガネーシャが鎮座するワット・サマーン・ラッタナーラーム。(今も名前が覚えられん_| ̄|○)

万難を排して本気の願いを叶えてくれそうな、なんとも不敵なお姿。そしてこのガネーシャの周りにいる14体のねずみさんの耳元でお願い事をささやくと、何倍もの早さで願いがかなうらしいんですよ。でも囁くときはもう片方の耳を塞がないといけないんだと後で知りました(;。;)願い事は片耳からダダ漏れですわい。

そしてガネーシャの周囲にも興味深い像があれこれと。

しかし願い事といいましても、今の私には「もっと体重が減りますように」「金がもっと儲かりますように」「病気にしませんように」「来週のかき氷の予約がとれますように」とか…そんな程度の願い事しかなくてですね、口にしてネズミさんにお願いするのもはばかられるというか…。「全世界が平和になって、美しい地球生命が永遠に続きますように」くらいの心意気でお願いすればよかったわいと反省_| ̄|○。タイはアジアの中でも欧米諸国から植民地支配を受けなかった稀少な国ですよね。そのことに敬意を表し、かつてシャムと呼ばれていた時代を描いた映画「王様と私」の王様、ラーマ四世に想いを馳せたのでした。



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